採用側の、認知・興味・関心・理解・検討の流れを理解して、転職内定率を大幅アップ
このブログや他のメディアの記事でも書かせてもらっていますが、採用者がどのような過程を経て採用にいたるか、その流れを理解して、応募書類の作成、面接を進めるのと、採用確率がグンっとアップします。
色々なところで何度も書いていますが、採用者はあなたのことを、
認知 → 興味・関心 → 理解 → 検討 → 採用
といった一連の流れの中で採用するかしないかを判断していきます。
この流れ自体は、実は商品プロモーション、広告によるユーザーの商品やサービスに対する流れと一緒なんですよね。
新たな商品を認知して、その商品性を理解した上で他の競合商品と検討、最終的な購入にいたる過程と一緒です。
そういう意味では、あなたは、自分という商品を、転職先である企業に売り込むのと同じになります。
採用過程の認知・興味・関心
あなたという、採用側が求めている人材=商品があることを知らせるのが最初になりますね。
リクナビ、マイナビ、ビズリーチいった転職サイトに登録を行い、
先方が検索で見つける
自分から応募する
といった行為で、相手方、採用側が認知します。
あなたが認知されたとき、
採用要件にマッチしている
が最低条件になります。
しかし、これだけでは、興味関心を採用側に想起させることはできません。
こんな結果を出してきた人材がいるんだ!
ということをこのタイミングで印象づけて、興味関心をひきおこす必要があります。
そうしないと、次の理解・検討と言った採用側にしてみたら手間のかかる過程に進んでもらうことができません。
この認知の過程で重要なのが、あなたの能力のトピックスについても認知させるということです。
どういった事が出来、どういった結果を出せる人なのか?
はじめにシッカリ印象づけることが大切です。
職務経歴の上部にアピールするエリアを作って、数値、短いテキストなどで印象づけることが大切です。
関連記事:読ませる職務経歴書 - アピールエリアの設置で認知を高める
採用過程の理解・検討
あなたが商品を購入する際、どのようにその商品を理解して、検討を重ね、購入に至っているかを考えると分かりやすいと思います。
- こういった商品があるんだ
- へーこういう機能や利点があるんだ
- 他にも何か良いところはないのかな?
- 他にも似たような商品はないのなかな?
- 他社にも似たような商品があるんだ。
- へー、この会社の商品はこんな機能があるんだ。
- どちらの商品がより自分にあっているかな?
こんな感じじゃないでしょうか?採用者も同じように見ていると思います。
認知の部分でアピールした、数値等の結果に対して、自分がどのようにアプローチして達成してきたかをしっかりと伝える必要があります。
- どのように考え行動してきたか?
- その結果がどのように出たか?
- 反省点、ナレッジは?
普段、現職で仕事をしているときから、こういったことを意識しておくことが重要です。
いきなり面接で話そうとしても、付け焼き刃のような感じになってしまい、採用側から見ると疑わしい感じになってしまいます。
また、自分の結果とそのアプローチの過程等を、採用側が求めている要件、人材像にカスタマイズして話すことも重要です。
それには、まず、志望している会社の採用情報良く読み込んで、求められている要件を整理しておくことです。また面接などの過程で、先方のニーズを把握することも重要です。
その要件にたしいて自分の経験や知識、スキルがどのように使えるか、マッチングできるかをカスタマイズして話せるようにしておきます。
クロージング要素を用意する
Webサイトでの商品サービスの販売をする際に使われる言葉ですが、簡単にいうと、「最後の背中を一押し」のことです。
TV通販のジャパネットでも、商品の紹介の後の価格発表の後に、
「そして、さらに!」
と、値段を更に下げたり、他の商品を抱き合わせたりと、”クロージング”のための要素を追加していきますよね。
例えば、あなたの同じレベルの候補者がいたとします。
採用側でもどちらを選ぶかなやましいといった状態になっている場合もあります。
また、スキル的には劣っているが、経験的にはあなたを採用したい。しかし、他の人が反対している。
といった感じで、検討段階ではあと一歩のところでいきづまっている場合も多くあります。
最後の印象づけでもありますが、私の場合は、面接で笑いがとれたりすると有効かなと思います。
また、仲間として一緒に働いたら楽しそうだなといったエピソードを話したりします。
根拠のないやる気や、意気込みは、うそっぽいのでひかれるパターンが多い気がします。
仕事の経験やスキルを相手のニーズに合わせてしっかり伝えた上で、何か印象に残るエピソードトークをしておくと良いと思います。
それも、仕事とは関係の無い、人として仲間として、一緒に働きたいなと思わせる内容が有効だと思います。
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